― 染め始めた理由から、元の白い髪に戻すまで ―
私は眼皮膚白皮症(アルビノ/アルビニズム)です。
私のタイプは、髪色が白色〜クリームがかった白色です。
高校3年生、18歳までは、その髪色のままで過ごしていました。
しかし当時は
「目立つこと」
「注目されること」
に強いストレスを感じていました。
地元の高校を卒業し、専攻科(理療科)に進学した19歳の頃、
そのストレスから逃れるために、髪をブラウン系に染めることを選びました。
それから約20年間、髪を染め続ける生活を送ることになります。
髪を染めることで感じたメリット・デメリット
メリット
当時、私がいちばん強く感じていたメリットは、
*不必要に注目されなくなった
*外出時に嫌な思いをすることが減った
*人目を気にせず、気楽に出掛けられるようになった
「目立たずに、ひっそりと過ごせる」
それが叶ったことが、何より嬉しかったです。
デメリット
一方で、デメリットは想像以上に大きいものでした。
*髪が伸びるのが早く、生え際がすぐ白く目立つ
*理想は2週間に1回染めたいほど
*手間・時間・お金がかかる
正直、とても大変でした。
染め方の工夫と注意点
いろいろ試行錯誤した結果、主に次の方法を使っていました。
*美容室+市販のカラー剤
(市販カラーの使用に理解のある美容師さんとの出会いが重要)
*市販のカラー剤のみでセルフカラー
⚠️ アルビノの場合、一般的なカラーリング剤ではなく、白髪染めを使うことが必須です。
色素がないため、通常のヘアカラーでは、そのモノの色が入ってしまいます。
また、一度染め始めると、元の白い髪に戻すのは大変です。
そのため、時間・体力・金銭面の余裕を考えたうえで、慎重に決断することをおすすめします。
フルウィッグという選択肢
当時の私のように、
「どうしても外出時の視線がつらい」
と感じている場合、
*通気性が良い
*違和感の少ない
フルウィッグという選択肢もあります。
価格は3〜5万円程度から良いものがあり、
・いつでもやめられる
・手間がかからない
・長期的には染め続けるより安く済む
という点で、染めるよりハードルが低いと感じます。
なぜ、元の白い髪色に戻したのか
20年ほど染め続けたあと、
2014年の春に、元の白い髪色に戻しました。
理由は、年齢とともに価値観が変わったこと。
・髪を染める=隠すこと
・自分を偽って生きているような感覚
その気持ちが、だんだんと苦しくなっていったのです。
戻すと決めてからは、
2013年秋頃から帽子でカモフラージュしながら髪を伸ばし、
ベリーショートにできるまで約8ヶ月かかりました。
今の気持ち
現在はアラフィフになり、
それなりに人生経験も積み、
この髪色のままで過ごすことに心から納得できるようになりました。
今は、この自然な髪色が好きです。
自分に自信が持てるようになり、
いまがいちばん穏やかに過ごせている気がしています。
染めていた頃の悩み:生え際との戦い
髪を染めていた頃、最大の悩みは
生え際の白さがすぐ目立つことでした。
⇩染めたばかり

⇩染めてから5日ほど

個人差はありますが、
染めてから1週間〜10日ほどで生え際が目立ち始めます。
そのため、
生え際のみ市販の白髪染めでセルフカラー
をするのがおすすめです。
カモフラージュという選択について
私は
「目立ちたくない」
その一心で、髪を染めてカモフラージュすることを選びました。
それによって、心が軽くなり、
外出を楽しめるようになったのも事実です。
【人と違うこと】を受け入れられるまでには、
時間もかかるし、傷つくこともあります。
私もそうでしたし、今でも視線がつらいと感じることはあります。
カモフラージュですべてが解決するわけではありません。
でも、心が少しでも楽になるなら、それも大切な選択だと思います。
最後に
・染める
・ウィッグを使う
・そのままの姿でいる
どれが正解ということはありません。
自分の心が穏やかに過ごせる選択であれば、
どんな姿でも、その人は素敵だと私は思います。
この体験が、
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
アルビノと髪を染める選択(Albinism & Hair Dye)
English Summary:
I dyed my white hair brown for 20 years to blend in. I discuss the pros and cons of "camouflage," the technical difficulty of dyeing pigment-free hair, and why I finally decided to embrace my natural white hair at age 40.